飯塚現子さんという歌手を知っていますか?

飯塚現子さんは60年以上歌い続けているベテランです。
飯塚さんはライブ前にはお水を飲むのだけれど
マネージャーがコップに水を入れて渡しても
手の震えで水がこぼれてしまうほどの緊張症です。

先日、TVで飯塚現子さんのライブの様子が放送されていました。
その日も飯塚さんはライブ前にペットボトルから
水を飲もうとしていました。

しかし、ペットボトルを持つ手が大きく震えて
口につけることさえ難しいほど
ブルブルと緊張していました。
次の瞬間。
飯塚現子さんはステージに上がり
堂々と満面の笑みで両手を大きく広げて
観客に挨拶をしていました。
その存在感が完全にその会場を支配していました。

飯塚現子さん・・・
芸名は和田アキ子さんです。
和田アキ子さんさんが極度の緊張症であるのは
アガリ症で悩んでいる人には有名な話です。

たぶん、飯塚現子さんは1968年にデビューしてから
和田アキ子という役割を演じてきたのだと思う。
人前で仕事をする時は
スター和田アキ子になるのだと思う。
「私は緊張症の飯塚現子です。
だから人前で歌なんか歌えません。
プロとしてふさわしくありません。」
と言って、与えられた役割を演じることを放棄していたら
和田アキ子というスターは存在しない。
「私は能力も経験もありません。
だからその仕事ができません。
プロとしてふさわしくありません。」
と言っていたら、私もあなたも何者にもなれない。
おそらく、最初は【演じる】ということで良いのだ。
人気スターを演じる。
有能な経営者を演じる。
優秀なセールスマンを演じる。
堂々と人前で話すスピーカーを演じる。
緊張のあまりペットボトルを持つ手が大きく震える
自分であっても
和田アキ子という役割を演じて
本当に和田アキ子になるのだ。
きっと私もあなたも和田アキ子さんも
なんら変わりはない。

Fake it till you become it.


Source: 商売繁盛心理学・ビジネス心理学講師 酒井とし夫